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    「弦楽セレナーデ」 by ねこぼーし

      「弦楽セレナーデ」 Poem by ねこぼーし au 22/mai,2007.
     
      第1楽章:ソナチネ形式の小品
        
       一日が始まる。
       カーテンの隙間から壁に映る光、
       見つめているとその光はゆっくりと動く。
       地球は動いている。
       今日は何か特別な予感がする。
       良いことと良くないことがあるだろう。
       それでも一日は始まる。                                                                                                 【第1楽章MP3を再生する】
     
     
     第2楽章:ワルツ
     
       この気持ちが伝わるだろうか。
       目を閉じても感じる暖かい光の輪。
       重力を忘れたような私の身体。
       ステップを踏むような私の足。
       ヤグルマソウとひなげしの花が笑う。
       小鳥が私を祝福する。                                       【第2楽章MP3を再生する】
     
      
     第3楽章:エレジー
     
       夕闇の景色は深い水の中に似ている。
       すべての音は吸収され別の音へと変換される。
       上も下も左も右もすでにわからない。
       それでも光が一筋射してくる。
       こちらだよ。こちらを見てごらん。
       懐かしい声が響いてくる。
       私はいつの間にか涙を流している。                               【第3楽章MP3を再生する】
      
      
     第4楽章:ロシア風の主題による終曲
     
       こんな深夜なのに外に何かの気配を感じる。
       風が急に動く。
       くるりくるりとまわる風に呼ばれるように
       私は白い夜の中へ足を踏み出す。
       空気の響きの渦。
       白色は一転して色の洪水へ。
       私は朝に感じた光と
       そのときの特別な予感を思い出す。                               【第4楽章MP3を再生する】